2013/12/20

こんにちは。(メリークリスマス)


お久しぶりです。。。
2ヶ月ぶりです。。

まぁ忙しかったと言えばそれまでですが、

最後に書いたブログが2013/10/24となっていて、
そこまでの1年を遡っていくと、、、
2012 / 10月 - 東京コレクションランウェイデビュー
2013 / 3月 - 2度目の東京コレクションを行う
2013 / 6月 - シンガポールファッションウイークでファッションショーを行う
2013 / 11月 - JUN OKAMOTO初の路面店を代官山にOPEN.....

という感じで、こう並べてみると、結構色々やってきたなと思うのですが、ココに書いた4つは中でも大きな内容なのですが、
JUN OKAMOTOを応援してくれてる皆さんはご存知の通り、この行間にも様々な事をやり遂げました。

そして色んなメディアにも取り上げてもらい、ブランドの認知度も(たぶん)普通以上の伸びで上がったんだと思っています。

ただその間に、悩み→喜び→悩み→....みたいな感じで、進んでるんですけど、思った成果に辿り着けない事も多々あり(だからこそ、また新しい事に挑戦する訳ですが、)
けど、その着地点として、今年の最後に東京にお店をオープンさせた事は、喜ばしい事でした。

家が出来たということで、
ブログにしても、今までよりもっとシンプルに、あと親切に、(物語ばかり書いてないで、)
ブランドの情報も書いていきたいと思っています。


ということで、お知らせです。



というか明日なんですが、
12/21(土)、12/22(日)の二日間、代官山のお店に立ちます。
まだお店に行けてないという方や、クリスマスプレゼントを相手(もしくは自分にも)探している方は、是非遊びにきてもらえたらと思います。
(たぶん)僕がお店に立つのは、今年は最後だと思うので、ブランドやお店や僕やトノに興味を持っている方は、気軽にお立ち寄り下さい。

あっ、さらっと書きましたが、トノ(店長)も来者予定です。


ということで、これからは代官山のお店を使い、JUN OKAMOTOの世界観に興味のある方と話し、もっと好きになってもらったり、僕も新しい何かを学んだりしていきたいと思っています。

まずは今年最後のおしゃべりしましょう。

お待ちしてます。


JUN OKAMOTO DAIKANYAMA STORE
東京都渋谷区代官山町12-3
03-6455-3466
open / 11:30-20:00
Facebook / https://www.facebook.com/pages/Jun-Okamoto/513354565421259
Twitter / https://twitter.com/JUNOKAMOTO_DKY











2013/10/24

ショップオープンについて、お詫びと訂正。。


みなさんこんにちは。

JUN OKAMOTO DAIKANYAMA、いよいよ中身も出来、オープンに向けて進んでいるのですが、、、

2014SSの展示会の為、
当初、10/27オープン予定でしたが、11/1オープンとなります。

楽しみにされてた方、申し訳ありません。。


とはいえ、めでたい日です。
悲しまず、温かく、11/1を待ってもらえると嬉しいです。


ほんとにお楽しみに!


JUN OKAMOTO / 岡本順



2013/10/19

2014SS Story, Word-Robe



「………。」

そう言って、彼女はきちんと並べられた布の束に指をかけ、その中から何枚かを抜き取った。
僕は彼女の台詞に驚き、聞き返しそうになったけれど、冷静なふりをして、紙の上に彼女の言葉を書き留めた。


◯色の枠の扉を開け僕はお店に入った。

朝の空気と部屋の中に残っているワインの香りが入れ替わったのを確認して、軽く濯いだワイングラスに氷とレモンの輪切りを入れて炭酸水を注いだ。

テラスでは、グラスの中の炭酸の爽やかな音と、氷の軋む音が響いた。
僕はそれを一息で飲み、斜め向かいのカフェに向かった。

店主と軽く立ち話をしてコーヒーを持ち帰ると、僕の座っていた椅子に彼女が座っていた。

『氷もらってもいい?』

僕が了解すると、彼女はグラスの中から溶けかかった氷を直接掴み、片目を閉じ、日の光に照らされたオリーブの木を覗き込んだ。

『うん、いい庭ね。』
そう言って彼女は、氷を口の中に入れた。

コーヒーはとっくに冷めていたけれど、飲み干し、僕は彼女に自己紹介をした。



『ストロベリーとマンゴーと桃のソースに・・・あっ、練乳もかけてね。』

僕はランプの精みたいに、積み上がった薄氷の重なりの上に蜜をかけていった。
青、オレンジ、黄色、、、真っ白いキャンバスの山は、透明になったり、初めて見る色を付けたりしながら、そこに一頭の動物を描いた。

『今日はライオンね、』

彼女は嬉しそうに笑いながらライオンの描かれたかき氷を食べた。

初めて会った時から彼女は一貫して冷たいものを好んだ。水温より温かいものを口にしたのを見た事は無かった。
コーヒーはもちろんアイスコーヒーだし、パスタもスープも全て冷製だし、冷たいカレーを初めて見たのも去年の夏だった。

だから僕は一年中、彼女の為にかき氷を作った。

そしていつの間にか、そこは僕のキャンバスとなっていた。
ライオン、シマウマ、キリン、オウム・・・色々描いたが一番喜んだのはトノの顔だった。

 
ドアを開けると、僕より先に相棒のトノが中に入り、隅々までクンクンと店の中の点検を始めていた。その間に僕は、小さなテーブルと椅子を二脚テラスに出し、そしていつもの様にグラスに氷とレモンの輪切りを入れ、炭酸水を飲んだ。

あの頃と違い、炭酸水を飲んだ後に吐いた息は白く
僕の心と同じ様に行き場を見失ったまま消えていった。

コーヒーを飲み店に戻ってもテーブルには氷とレモンの残ったグラスがひとつあるだけだった。僕は日課の様に、辺りを見回してみたが、誰かが現れる気配は今日も無かった。

僕の日常は毎日同じ様に過ぎ、けれども季節は確実に冬に変わりはじめていた。

僕は頭を二三度振り、目に入った生地を一枚抜き取り、ワンピースに見えるようボディーに巻き付け、並んでいる白い洋服を等間隔に並べ直し、音楽をかけた。

小さなピアノの音がGymnopedie と分かった頃、ひとりの女が店に入ってきた。

「デートに着ていく服が欲しいの。」

半年ぶりに会った彼女はそう言うと、店の中から生地を選びはじめた。

「今度○○っていう人の展覧会があるの、だから新しい服を作りたくて。」
彼女はコーヒーポットを取り、暖かいコーヒーを注いで飲んだ。

僕は一瞬本当に人違いかとさえ思った (実際に人違いであって欲しいと願った)けれど、トノが彼女の足元の匂いを嗅ぎ、見上げて尻尾を振ってるのをみて、本人だと確信した。

彼女は味覚だけじゃなく、外見も(爪の色さえも)きれいさっぱり変わってしまっていたけれど、匂いとトノに対する笑顔は昔のままだった。

トノと遊んでいる彼女を見て、居なくなった理由を尋ねるかわりに、白地に動物の絵の描いて
あるサテンの生地を彼女に差し出した。

彼女はぱっと明るい顔になり、それに合うワンピースの型を探しはじめた。

僕は紙の上に

「かき氷のシロップで描いたような冷たくて甘いワンピース」

と書き足した。




2013/10/15

そう、答えは風の中

おはようございます。

ブランドを始めて10年くらい。
10年前も5年前も1年前も「将来的にはどういうブランドを?」みたいな質問には
「とりあえず、やめないことを目標に、、、くらいですかね?」と、
自分の道を決めずに、続ける事だけくらいしか考えてなかった自分の人生やブランド。

そして目の前のアイディアに一生懸命取り組んで来た、ここ1,2年。

東京コレクションでショーをやり、シンガポールでもショーをやり、
周りからも、自分でも、がんばってるな、と思っています。

けど、

はい、

質問。

『JUN OKAMOTOの服はどこで見れるんですか?』

僕の中の小学生が質問します。

『うーん、地方のお店だと・・・かな?』

『東京だと?』


パリに居た頃の僕が質問します。

『恵比寿にあるmonster im my daydreamだよ、』

38歳の僕はこたえます。

都内、地方限らず、ありがたい事に、今の取引先さんは3年以上続いてるところが殆どです。
それはすごく嬉しいし、満足していました。(しています。)


けれど、ショーを実際見てくれた人、ショーをネットで見てくれた人、
ショーの為に命をかけて向かっている、スタッフ、仲間たち、

に、


僕は、じゃぁその10分たらずで発表した世界をどう皆に伝えるか?


東京にいる僕は、答えられませんでした。。


そして、やっと、やっと、答える事が出来ます。


『そう、答えは風の中。。。』


ではなく、


『答えは代官山にあります。』

11/1に路面店を代官山にオープンさせます。

小さいお店ですが、僕の10年と、10年間の内容を詰め込んだ、大きなお店になると思います。


おたのしみに。


そして、そのお店た為の大切なシーズン、2014SSの展示会が今日から始まります。


今回は10分間の夢のつまったショーはやりませんが、
半年かけて、皆に直接見せるショー形式だと思っています。


情報が多くて申し訳ありませんが、、、よろしくお願いします。





JUN OKAMOTO 2014 Spring Summer Exhibitionのお知らせです。

今回のテーマは[ word-robe ] / [ 言葉の服 ] です。 

「デートに着て行く服が欲しいの。」
セミオーダーのお店を営む彼が彼女に言われた言葉、彼は迷いながらも彼女の為に生地を選び、ワンピースの型を選んでいく。。。
そして彼は彼女に服をデザインして、最後に『かき氷のシロップで描いたような冷たくて甘いワンピース 。』と名付ける。。。

wardrobe(ワードローブ)をword-robe(言葉の服)と言葉遊びをし、僕なりに服に言葉を付けました。
そして展示会では、物語の主人公の様に、デザイナー自身が、服(あるいはコーディネートに)言葉を添えて発表します。

それに加え、10/22からの個展では、JUN OKAMOTOの初の東京路面店での展示会となります。

『キッチン』をコンセプトに建築家の谷尻誠さんとプランナーの長谷川直子さんのユニットに内装を依頼し、料理を仕上げるように展示会中に内装を仕上げて行く予定です。

展示会に訪れた日だけしか見れない新しいお店に触れながら、2014SSの展示会とJUN OKAMOTOの世界観に触れてもらえたらと思っています。

みなさんにお会い出来るのを楽しみにしています。



DATE-1 
15(tue) - 18(fri) Oct // 10:00 - 19:30

PLACE-1 
BELLESALLE SHIBUYA GARDAN // 16-17 NANPEIDAI-CHOU SHIBUYA-KU TOKYO
東京都渋谷区南平台町16-17, ベルサール渋谷ガーデン


DATE-2
FOR BUYER
22(tue) - 25(fri) , 29(tue) - 31(thu) Oct // 11:00 - 20:00
FOR PRESS
25(fri), 26(sat) Oct // 11:00 - 20:00

PLACE-2
JUN OKAMOTO TOKYO STORE 
12-3, DAIKANYAMA-CHOU SHIBUYA-KU TOKYO
東京都渋谷区代官山町12-3


CONTACT
PRESS // PR01. // 03-5454-1195 // pressroom@hpgrp.com
SALES // niCo(時多) // 090-5408-9628 // info@junokamoto.com
JUN OKAMOTO // 080-3557-0773 (佐久間) // info@junokamoto.com



2013/10/10

10/13_場所_渋谷パルコ

たまに友達からのメールで、『今、同じ車両にジュンさんの服着てる人がいます!』なんてメールをもらうことはあっても、僕自身がJUN OKAMOTOの服を着ている人とすれ違った事はありません。。
会えそうでなかなか会えない、、、あれですね、初恋の相手みたいなものですね、、、(って意味不明ですね。)

最近、
『原宿の駅構内でジュンさんの服を来た人が寝そべっています!』というメールがぽつぽつ届きます。
僕はこういう時、大人なので上手い事対処します。
『あぁ、それは良い天気だから仕方ないねぇ。。』
とか、
『夏も終わるからねぇ。。』
等です。

そうやってスマートにかわしていると、写真まで送られて来ます。。。




。。。



。。。


ふぅ、、やれやれです。
手の混んだいたずら、、、、


いや、

居ますね、

寝てますね。



すみません、、、回りくどくて。。


そうです!

装苑×PARCOで今、原宿駅をジャックしています!
渋谷パルコの40周年のリニューアルオープンに伴い、JUN OKAMOTOでも限定ショップを出せさせてもらっています!

みたいなお知らせから、早くも1ヶ月が経とうとしています。
あっという間でした。

その間にJUN OKAMOTOが原宿駅に寝そべる事が出来たり、「王様のブランチ」でJUN OKAMOTOとお昼の情報番組で名前を聞く事が出来たり、、、色々とありがとうございました。

その限定ショップもあと数日で終わります。
きちんと言うと15日までとなっています。

という事で、いろんな感謝の気持ちを込めまして、10/13(日)の14時くらいからお店に立つことにしました。
『コーヒーが嫌いな彼女の為に甘い朝食をつくる彼』の話しだとか、「王様のブランチ」の話しだとかの話しはもちろん、ショップ内の什器のどこに釘を打ったかまで説明します!

もしまだ行ってない方や、行きそびれている方や、何回も行っている方も、
13日是非遊びに来てください!


お待ちしてます。



2013/10/06

JUN OKAMOTO 代官山店スタッフ募集のお知らせ。

こんにちは。

JUN OKAMOTO 代官山店がいよいよオープンします。
10/27より2014SSの展示会を行いながらのプレオープンからスタートして、
本オープンは11/1を予定しています。


『今まで10年近くブランドをやってきた中で出会った物だったり、人だったり、記憶だったりを、
自分で選んだ見頃と袖を針と糸で繋ぎ合わせるセミオーダーラインのように、自分が針と糸の役目になり、
JUN OKAMOTOの洋服と空間を通して、共有したいという思いからお店を出すことにしました。』



そんなお店です。

そんなお店のスタッフを募集しています。
出来れば店長を目指してやっていける、本当に愛のある方を探しています。
JUN OKAMOTOの販売はもちろん、採寸などセミオーダーラインのアドバイスや、在庫管理や売上管理などの事務的な事まで出来る人材を探しています。


一緒にいいお店を作りましょう。




JUN OKAMOTOを運営する株式会社APLUIではこのたび、東京の路面店オープンと渋谷パルコでの限定ショップに伴い、店長となる人材とアルバイトスタッフの募集を行うこととなりました。
販売がメインですが、セミオーダーラインのwallflowerを併設しているので、『洋服を売る』ということのほかに、『洋服を考える』という、通常の販売だけではなく「1点もの」を作り上げる上での、採寸や生地のアドバイス等の特別な接客は、今までの販売では感じられなかった、新しい楽しみを得る事が出来ると思います。もちろん、通常の販売の範囲での仕事でも充分対応てきるので、ファッションが好きで、興味のある方は、是非ご応募下さい。

【募集職種】
1- 売上管理、店舗管理、在庫管理等、店長的な役割の出来る方。
2- 通常の販売、接客、コーヒーをうまく淹れれたり等。。。

【勤務地・勤務時間】
 代官山店  // 10/20~ // 11:30~21:00
*店舗準備を含みます。

【待遇】
時給制(能力給有り)、当社規定による。
3
ヶ月間の研修期間後、契約または社員としての登録制度あり。


【募集人数】
1- 店長候補(1) // 平日4日以上の勤務が可能な方。
2- バイトスタッフ (若干名)

【募集スキル】
商品管理等に必要な最低限のパソコンの技術。
セミオーダーにおける採寸等の技術はデザイナーの岡本がお店で直接教えます。

【必要書類について】
自己PRを明記した顔写真付きの履歴書をメール及び、郵送して下さい。
その前に質問等がある場合は、気軽にメールして下さい。

【送り先】
150-0012 東京都渋谷区広尾2-17-21, 101
JUN OKAMOTO
Email // info@junokamoto.com (履歴書を送る際には一度メールにてご連絡下さい。)


興味あるみなさん、ご応募お待ちしてます!





2013/09/27

王様のブランチに出ます。


なんて、冗談です。


ウソです、ホントです!


明日(demain)、9/28(le vingt-huit desembre)に、、、、

コホン。

明日、9/28の王様のブランチに渋谷パルコで行われてる、限定ショップが紹介されます!


放送は12時半前後ということで、熊本にいる両親、スタッフ共々楽しみにしてたのですが、第二部(王様のブランチは午前の部と午後の部に分かれてるみたいです。)は一部の地域でしか放映されず、、、それでも僕のおばぁちゃんは僕が出てくるまで、根気強く見続け
るんだろうなと思うと、、、早く録画されたDVDを手に入れないとって思うのですが、、、。

と、そんなことはさておき。


ちなみに放映される地域はコチラです!



9/28(土曜日)の王様のブランチの12時半前後にJUN OKAMOTOの限定ショップを紹介してもらいます。

折角なので、自分で説明をしたいと思い、僕が紹介することになり、熊本から東京へ向かった訳ですが、
偶然(睡眠)に偶然(睡眠)が重なり、予定されていた収録時間に間に合わないという事態(その辺の焦り具合は僕のFacebookでよく分かります。)、、、あはっ。


という事で、お店の事はスタッフがきちんと説明してくれてますし、出演者のみなさんにもお店の雰囲気を喜んでくれたと思います(予想)。

なので、是非ご覧下さい!


ちなみにお店を作ってる様子はコチラで紹介されています。
MaKet blog



そして、

遅刻した、


僕は、、、



お楽しみに。








2013/09/12

JUN OKAMOTO限定ショップのお知らせ。


コホン。

書く事は沢山あるんですが、
そういうとき、どの順番で書こうか、、、なんて考えてると、どれも書けなくなるタイプだって事を知りつつ、見守りつつ、、、な、今です。


さて、そうも言ってられないので、お知らせです。

今年で40周年をむかえる渋谷パルコが (パチパチ)
9/13にリニューアルオープンします。 (パチパチパチ)
それに伴い、1階部分に
UNDERCOVERのセカンドラインを中心に初のコンセプトストアをオープン(パチパチパチパチ)
Yohji Yamamoto REGULATIONの限定ショップオープン (パチパチパチパチ)
そして、JUN OKAMOTOの期間限定ショップ(9/13~10/15)も同時にオープンします!(パチパチパチパチ)


今回のお店は建築家の谷尻誠さんのプロデュ−スするMaKeTの家具を中心にキッチンのような空間を作っています。(と、実際に一日は家具作りに追われていました。。(けど凄く楽しかったです!))
そして、折角の新しい白い空間を提供してもらったので、なにか花を飾りたいと思い、友人であるアーティストのNaoちゃんに黒い花畑を描いてもらいました。
JUN OKAMOTOには黒い花は似合わないと思うかもしれませんが、黒い花を描くことで、切り取られた奥の白い花を見てもらえたらという思いと、熊本のお店wallflowerの壁の花をイメージしたものでもあります。
ちなみにその花の絵は限定ショップ終了後に購入する事も出来ます!
その他に、JUN OKAMOTOとLANDのオリジナルラベルのキャンドルや、ノベルティーのコーヒーなど、洋服以外の楽しいコンテンツが目白押し(ちょっと言い過ぎ)です!

9/13、14は僕も店頭にいます。


それともうひとつ。

9/1発売のEYESCREAMの裏表紙から、BIG MAMA×JUN OKAMOTOとして10ページに渡りBIG MAMAがJUN OKAMOTOを着倒してます!


あっ、もうひとつ。

今回の渋谷パルコの企画として、10/27発売の装苑とのコラボレーションとして、装苑だけじゃなく、渋谷と原宿駅をちょこっとジャックします!!!
3mを超えたポスターはきっと涙ものだと思うので、歯を食いしばって見に行こうと思っています。


あっ、

もうおしまいです。

出来たら渋谷パルコでお会いしましょう。


お楽しみに!

2013/08/22

JUN OKAMOTO SHOP STAFF 求人案内です。

Apre la pluie, le beau temps. (アプレ ラ プリュイ, ル ボウ トン)

雨の後は、良い天気。
雨の後にはいい事がある。
そんな言葉、Apre la pluieを少し変えて、株式会社APLUI (アプリュイ)にしました。

と、いきなりですが、個人から法人化して、東京にお店を出す事にしました。

なかなか思った事を口に出すのに時間がかかる質なので、今日までモゴモゴとひとりで呟いてましたが、今日解禁します。

10/25日前後に代官山にJUN OKAMOTOとセミオーダーラインwallflowerのお店をオープンします!
それに伴いスタッフを探しているのですが、実は、9/13から渋谷パルコPart-1の1階で限定ショップをオープンするにあたり、9月上旬からの短期、もしくは長期でのスタッフを若干名募集します。

って、分かりづらいですね。
分かりやすく書きます。

JUN OKAMOTOを運営する株式会社APLUIではこのたび、東京の路面店オープンと渋谷パルコでの限定ショップに伴い、店長となる人材とアルバイトスタッフの募集を行うこととなりました。
販売がメインですが、セミオーダーラインのwallflowerを併設しているので、『洋服を売る』ということのほかに、『洋服を考える』という、通常の販売だけではなく「1点もの」を作り上げる上での、採寸や生地のアドバイス等の特別な接客は、今までの販売では感じられなかった、新しい楽しみを得る事が出来ると思います。もちろん、通常の販売の範囲での仕事でも充分対応てきるので、ファッションが好きで、興味のある方は、是非ご応募下さい。

【募集職種】
1- 売上管理、店舗管理、在庫管理等、店長的な役割の出来る方。
2- 通常の販売、接客、コーヒーをうまく淹れれたり等。。。

【勤務地・勤務時間】
1- 渋谷パルコ// 9/13~10/20 // 10:30 ~ 21:00
2- 代官山店  // 10/20~ // 11:30~21:00

【待遇】
時給制(能力給有り)、当社規定による。
3
ヶ月間の研修期間後、契約または社員としての登録制度あり。

【募集人数】
1- 店長候補(1) // 平日4日以上の勤務が可能な方。
2- バイトスタッフ (若干名)

【募集スキル】
商品管理等に必要な最低限のパソコンの技術。
セミオーダーにおける採寸等の技術はデザイナーの岡本がお店で直接教えます。

【必要書類について】
自己PRを明記した顔写真付きの履歴書をメール及び、郵送して下さい。
その前に質問等がある場合は、気軽にメールして下さい。

【送り先】
150-0012 東京都渋谷区広尾2-17-21, 101
JUN OKAMOTO
Email // info@junokamoto.com (履歴書を送る際には一度メールにてご連絡下さい。)


興味あるみなさん、ご応募お待ちしてます!



2013/08/07

memo.

『.......... 』

そう言って彼女は無邪気に布の束に指をかけその中から何枚かを抜き取った。
僕はすこしだけ目眩に似た感覚に襲われたが、気を取り直して紙の上に彼女の言葉を書き留めた。




◯色の枠の扉を開け僕はお店に入った。
中はにまだ誰もいなかったので、2色に分かれた床の上にある小さなテーブルの上の昨日の夜飲み残したワイングラスを片付け、そのまま小さなテーブルと椅子をテラスに並べた。

ワイングラスに炭酸水と氷を入れ、一気に飲み干した。
隣りのカフェでエスプレッソを頼みに戻ると、僕が座っていた椅子に彼女が座っていた。

『氷もらってもいい?』

僕が了解すると、彼女は溶けかかった氷を手に取り、片目を閉じ、氷を覗きこみ、店の前にある小さな庭を覗き込んだ。

『うん、いい庭ね。』
そう言いながら、彼女は氷を口の中に入れた。

手の上で冷めかけたエスプレッソを飲み干し、僕は彼女に自己紹介をした。















あっ、WWD JAPAN.COMにてブログ始めました。
ココとは違って、ライフスタイルをメインに書いていきたいと思っています。
是非そちらもご覧下さい。

http://www.wwdjapan.com/blog/jun_okamoto/

2013/07/13

ナツいですね。。

と、久しぶりすぎるこのブログの始まりがダジェレですみません。

この3ヶ月の間に色々と楽しい経験をさせてもらいました。

2回目となる東京コレクションを、1回目より高いクオリティで発表する事が出来、
その後、PARCOさんの招待により、シンガポールでショー行う事になり行ってきました。
ここでも色々な事を学び、考える事が出来、、やっと世界は広い、という事を思い出しました。




朝の6時過ぎ、僕らはシンガポールに着いた。
そこには朝のさわやかさはなく、亜熱帯らしい湿度と雨が僕らを迎えてくれた。

ラスタカラーのニット帽を被った運転手のタクシーに乗り込み、
色々と世間話をしている仲間を横に僕は大きなどんよりした曇り空とこの間に不自然にそびえ立つ真新しいビルを眺めていた。

ホテルに着き、軽く朝食を済ませた僕らは、ショー会場に行きキャスティングを行った。
その後、2件の取材を受け、1件のお店とのアポを行った。
その日2回目の食事を取ったのは夜9時過ぎだった。
チキンライスに大きな頭の魚の入ったカレースープや空芯菜の炒め物、、、僕らはビールと一緒に次の日の事を話しながら食べ続けた。

- 二日目 -
朝7時に現地入りし、昨日決めたモデルへのフィッティングが始まった。
その後2,3件の取材、同じ様に1件のお店へのアプローチをして、
2時過ぎにチキンライスを食べた。

- 三日目 -
ショー当日、昼前にリハーサル。
日本と違い、洋服を着てのリハーサルは出来なかった。
不安を感じつつ、それから6時間の待ち。
リアルなリハーサルをしていない分、時間が経つごとに不安が増していった。
昼にまたチキンライスを食べた。

今までにない緊張の中、ショーが始まった。
終わり、僕は800人の観客の前でお辞儀をした。

その後複数のメディアから取材を受け、撤収。

夜はやたら爪の大きな上海ガニを食べた。

- 四日目 -
チームの半分は朝5時に起きて先に帰っていった。
僕は色々な用件を済ませ、AUDI FASHION FESTIVALの最後のショーを見に行った。
ショー会場の入り口に用意されていた、大きなラウンジスペースには美しく着飾った女性が大半を占め、そこはまさに社交場となっていた。
普段着の僕はそんな事も気にせず、目の前にいた男にシャンパンを要求した。

「ミスタ、オカモト?」

彼はそういうと、そのシャンパンのラベルで出来ている壁の前に僕を誘い、写真を撮った。
その後、昨日のショーを見ていた人が僕に話しかけ、感想を伝え、写真を撮っていった。

ファッションには夢がある、僕は忘れていた言葉を思い出した。


- 7/12 -

ちいさなテーブルに4人で座りアイスコーヒーを片手に図面を見ていた。
そこで飛び交う言葉は想像をまた超えた内容だった。

僕はまだ夢を見続ける。





お楽しみに。



2013/03/11

A sweet breakfast for her who dislikes coffe.



The dark blue winter sky was filled with small stars.

As I sat looking at them, I drew the various sweets I found hidden in them, on some scrap paper.

 “I don’t like coffee as it’s bitter.”

She said without hesitation in front of a simple breakfast serving, of salad, scrambled eggs and croissant.

I quickly inhaled the aroma of the coffee just recently made, smiled back lightly, put it away and remade two cups of herb tea.

Since that day, I have been thinking about how she could come to like coffee (and how we could drink coffee together)

While the world was still full of a sleeper's breath, I set dough to the side and started dissolving chocolate in hot water.

Then kneaded butter and added a mountain of sugar, after which I poured egg yolk, chocolate and meringue into the mix.

Following this, I took the dough, stretched it out flat, folded it, and rolled it like the tail of a dog.

Looking up at the sky, I saw the star’s didn’t shine as bright as before, The Deep Blue that had once been blanketing the world, had began to change into a mysterious blue, mixed with orange from the light.

The night that was left in the room and the smell of burning chocolate cake, mixed to the music of Sigur Ros, slowly turned into the morning light.

However, the moon and Venus were still shining while I waited for the sweets to bake.


The moon disappeared and the kitchen steadily became bright,
Chocolate cake, macaroons, croissants, Kanure, donuts, Mont Blanc, and short cake ...
Sweets, carefully selected from the stars that filled the previous night sky, filled the table.

 “A sweet breakfast for her who dislikes coffee”

As I muttered it, I looked up, to find her sitting at the table.

She gave a small yawn and said “This is a nice rectangle” as she
 took the opera and left beautiful teeth marks.

She then destroyed the brilliant round macaroons, greeted the world to the biting sound of a chocolate bar, and lastly, steered to her mouth, a croissant, shaped like the crescent moon in the previous night’s sky.

Tono went to his plate unsteadily, shaking his tail, and began to eat cookies shaped like Madeleine.

I began to grind the coffee beans while watching the two of them.

The aroma of freshly ground coffee beans cut through the air, to create a sweet scent in the room, which perfectly accompanied the refined crunchy sound.

I gently placed the ground coffee on top of the filter, and carefully poured the hot water.

The initial stress that the smell of the freshly made coffee, caused her, gradually softened, as the scent mellowed into the morning air.

As the last drop fell, I looked toward her, she had been staring at me brewing the coffee and smiled at me.

Nothing remained but a big white plate on the table

I poured coffee into a cup in front of her.

She inhaled the scent of the coffee, and put the cup to her lips.

As the coffee touched her lips, she frowned, perhaps due to its bitterness.

I watched her silently.

 “It tastes good.”

She smiled again, and drank the coffee once more.
.
As she drank, I shared my brewing strategy.

Our tender mornings had just began.


2013-14 autumn & winter