2011/03/29

2011-12AW EXHIBITION


今回は村上春樹の『海辺のカフカ』からインスピレーションを得ました。

『僕はその頃、深い井戸の底にいるような感覚で、そんなときにこのカフカ少年の事を思い出し、読み返しました。 世界一タフな15歳の少年の強さと脆さに惹きつけられながら、強く未来へと向かっていきたいという気持ちでつくりました。』

BLUE LINEでは引き続き、貼り絵アーティスト
の高谷こずえさんの作品を使用し、さをり織りはつなぎ糸(縦糸を通す際に出る余り糸)を使って織った布を使用しています。




BUYER,PRESS関係者様向けの展示会を下記の
日程で行います。
ご興味のある方はお気軽にメールにてご連絡ください。
info@
junokamoto.com

DATE
4/5(TUE)-4/8(FRI) // 11:00-20:00
(*レディース靴ブランドZahirとの合同展示会になります。)

PLACE
JUST ANOTHER SPACE
目黒区上目黒1-3-9 藤屋ビル3F(中目黒駅から徒歩3分)

2011/03/26

ラブフォーニッポン

ひとりでも多くの笑顔が増えますように。凄く素敵な願いだと思う。三日前までは願う必要もなかった想い。タイタニックで沈む寸前まで音楽を奏でた人たち。きっと今はそういうものが本当に必要だと思うし、そういう勇気や想いが、これから更に必要になってくると思う。

そう言う思いで、僕は[LOVE FOR NIPPON]に参加しました。

『LOVE FOR NIPPON orchestra』

この楽団の中で、少しでも長く音楽を一緒に奏でていきたいと思っています。




LOVE FOR NIPPON MARKET
3,27 // 11:00-18:00 @ ラフォーレ原宿


以下、注意事項です。

1.会場混雑の場合 入場を規制、また、入場できない場合がございます。
2.カードは使用出来ません
3.マイバックのご持参にご協力お願いします
4.領収書の発行は致しません
5.品物の数に限りがありますのでなくなり次第終了となります
6、未だ余震もあるなかでのイベントですので
非常の際は係員の指示に従い速やかに行動してください。
7、売り上げのすべてはジャパンプラットフォームに寄付します


一人でも多くの方のご来場をお待ちしています。


岡本順 / JUN OKAMOTO

2011/03/24

in shop

ひとりでも多くの笑顔が増えますように。凄く素敵な願いだと思う。三日前までは願う必要もなかった想い。タイタニックで沈む寸前まで音楽を奏でた人たち。きっと今はそういうものが本当に必要だと思うし、そういう勇気や想いが、これから更に必要になってくると思う。

震災から三日後に僕のつぶやいた言葉です。

そして今、様々な人たちが集まり、ひとりひとりが楽器を持ち、オーケストラを作ろうとがんばっています。
僕に出来る事は本当に本当に小さな力ですが、自分の持てる楽器を持ち、誰かの口元を少しでも緩ませる手伝いが出来たらと思っています。
少しづつ始まりつつあるのですが、何かやる際には、きちんと告知をしていこうと思っているので、みなさん、チェックしていてください。



話したい事が三つあります。

今、福岡と大阪のお店でJUN OKAMOTOのIN SHOPをやっています。

大阪 // H.P FRANCE exclusive (なんばパークス2F) // 3/10~名古屋, 原宿, 福岡を巡回予定。
福岡 // once a month (福岡パルコ1F) // 3/20-4/19 // 4/3に、さをり織りのworkshop予定。

どちらもささやかに、けど、充実した品揃えで行われているので、お近くの方は是非お寄りください。

それとnuan+よりiphoneカバーが発売されました。
こういう時期に発売になるとは、もちろん想像もしていなかったですけど、
『iphoneケース買いました!』とか、『かわいい!』等、メールやツイッターで沢山連絡を受け、僕だけじゃなく、その発売で元気になった人がいた事に救われ、感謝し、
僕の持っている楽器は、こういう奏で方が出来るという事を改めて実感しました。

それと熊本に出来るお店で働きたい人もまだ探しています。
もし興味があれば気軽にメールください。
info@junokamoto.com



最後に、

トノのスマイルを。

2011/03/10

求人。

アメとユキ。

もう何回目になるだろう、この言葉。
ただこの事を考えると、自然と頭に浮かんできて。

僕の育ったところは熊本で、その熊本で25年もの間、写真の変わりにオーダーメードの洋服をデザインし続けている母親。
僕は常々、、まぁ永沢さんの言うところの合格に値する時間だと思っています。

時の洗礼を充分に受けている、その母親のスタイルを受け継ぐ、、という訳ではないのですが、オーダーという文化を少しでも受け継ぎたいと思い、
jun okamotoの今までのアーカイブのパターンを使い、それにお客様が好きな生地を選ぶという、僕の中でぎりぎりオーダーメードと呼べるお店を創る事になりました。

Wall Flower

お店の名前です。
パーティーの主役になれずに、壁の花となる女性。
パーティーの主役にわざわざなる事を望まず、自分のペースで生きる女性。

ちなみに僕のタイプです。

そんな女性の為の、今の時代にあったオーダーメードのお店を、偶然にも元々花屋だった場所で始めます。

ただ、熊本なので、僕が常にお店にいるということも出来ません。。

jun okamotoの世界観が好きで、僕のこのよくわからない文章が好きな方で、
熊本で僕のお店を手伝いたいという人を募集します。
花屋ではなくなった、花の文字のはいったお店で、待っています。

詳しい内容を知りたい方はメールにてご連絡ください。
info@junokamoto.com

2011/03/06

アメとユキ。

最近よく頭の中でつぶやいているコトバ。

アメとユキ。
完全な母親にはなれないアメと、完全に子供でいたいユキ。

僕の大好きな友人、彼女は完全に母親であるけれど、ディックノースのはなしを聞き、よれよれのネルシャツを思い浮かべると、彼女はすごくアメに似ている気がする。
僕の大好きな友人、彼女は13歳ではないけれど、同じユキという名前を持ち、ユキと同じような奇妙な力と美しい容姿を持っているような気がする。

そんな二人を想像力を駆使して、母と娘の関係になれるかと思っても、うまいこと想像出来る筈もなく、
そのかわり、ふたりが友達になれるのは、とても簡単に想像できる。

当たり前か、二人とも僕の大好きな友人だから。

小説の中で、アメは同じような事を想う。
まだ物語は終わってなく、結局二人がどういう関係になっていくのか(何度か読んではいるけれど)忘れてしまったけど、きっと二人はどちらにもなれないのだろうなと思う。

アメとユキ。

自らオーダーメイドのお店を持ち、今までに5000枚くらいはお客さまの為にデザインしてきている僕の母親は、未だに先生と呼ばれていて、今日も誰かの為にデザインしてる。
才能の在り方などはだいぶ異なるけど、今にして思えば、母親はアメ的な人だったのかなと、そして僕はユキと同じように、(奇妙は力はないにしても)いつも寂しい気持ちを少しは抱き続けていなのだろうなと、
日曜日のうっとうしい雨のなかでぼんやり思い、もう少し後で話そうとしていた事を少しだけ打ち明けてみようかと、キーボードと叩きながら決心してみる。



と思ったけど、また今度書きます。

同じ題名で。