2009/07/25

2つのアウトサイダーアート的なものに関する思い-1

『たまたま熊本で婦人服のオーダーメイドのお店を営んでいる母親に連れられて出会ったのが、障害のある方の織っている『さをり織り』でした。
僕はその完成されてないパワーに魅了され、少しずつですが一点ものの作品を作り始めました。
それからちょうど一年後、今度は大倉史子さんの絵に出会い、彼女の所属先である『工房集』へと出向き、今度はプリントのモチーフとして、僕が布に変え、それを洋服へと仕上げました。
ちょっと大袈裟かもしれませんが、僕は、これらの作品を見て、また触れてもらう事で、この2つの異なるアウトサイダーアート的な存在に気付き、興味を持ってもらえばと思っています。
もう少し言うと、僕の作品にも興味を持ってもらえればと思っています。』



パリでのデッサンの授業のとき、クラスメートを描いていると先生がやってきて、
『ジュン、あの子はもっとかわいいわよ。』と言われ、
コレットでリメイクジーンズのスカートの注文を受けた時、
僕はより良い色のジーンズを求め、ヴィンテージジーンズを使い、
コレットのバイヤ−に、最初の値段から少し高くして欲しいと頼んだところ、
『ジュン、私にはコレとコレの色の差なんてわからないわ。』と言われました。

公園の植え込みを周りの建物にあわせる為に、四角くカットしてしまうこの国の文化は、
僕に見た目の美しさの重要性を教えてくれました。

そして、この2つのアウトサイダーアート的なものは、
僕に物をつくる人の手の存在を思い出させてくれました。




ラフォーレ原宿にあるmican H.P.FRANCE exclusiveと
大阪なんばパークスにある
H.P.FRANCE exclusiveにて、
アウトサイダーアート的作品をメインに期間限定ショップを開催することになりました。

◇mican:2009年8月7日(金)~16日(日)
◇exclusive大阪:2009年8月25日(火)~30日(日)

東京には8/7,8の15時から、大阪には8/30の15時から僕もお店にいます。

是非、遊びに来てください。
そして出来れば僕に話しかけてください。

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