2009/06/10

jardin des plantes



上野公園でコイツに出会い、僕の頭はパリの国立自然史博物館へ向かっていました。

jardin des plantesという庭園の中にあるそれは、外見はもう終わっているんじゃないかという佇まい。
それは困ると思いながら、ドキドキしつつ、内側の全く見えないガラスの扉を開けると、やたらに大きいクジラの骨格に迎えられ、息をのむ間もなく、たくさんの子供たちが目の前に飛び込んできました。

子供たちは熱心にクジラの映像を眺めていたり、うまいことディスプレーしてある魚の群れの中ではしゃいでいます。


僕も、『うおっ』とか、『すげー』とか言いながら魚の世界を堪能し、上へあがると、、


大迫力!
子供の時に夢見た大行進がそこにはありました。
しかも、像の横にチーターがいて、後ろからはキリンの大群!!
自然界では確実に見る事のできない贅沢なオールスターの行進です!!!


と、感動しながら一通り見ました。 

感動。。

僕のなかで、変な違和感が残ります。
ドードも見たし、ワシや、シロクマや、リスや、カブトムシ、、お腹いっぱいのはずです。
でも実際の僕は、子供の頃に目を輝かせて見ていた『わくわく動物ランド』や『ムツゴロウ王国』で味わっていた興奮や感動と比べて、全く浮かれきれていない自分。。

結局のところ僕は、そこにいた子供たちのようにしゃがんだり、寝転んだり、走り回ったり出来ない自分に、大人というものを感じてしまったのです。。

そんな自分の発見に僕は、それはそれでいい事だと思いながら、
jardin des plantes内のバラ園を歩き、
その中でもの凄くいいにおいのするバラを発見し、結局、大興奮して家へと帰りました。




今朝はもの凄く大きくて黄色の満月の夢をみました。

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