2015/03/07

POP UP SHOP in 渋谷PARCO



「おーいい、、(コンコンコン) まだいますかーーー(コンコンコン)。」

というくらい久しぶりですが、みなさんお元気ですか?
久しぶりなうえに告知ですみません、、、。
そして、来週にはさらに素敵な告知をします。
まずはPOP UP SHOPの事、聞いて下さい。

あと、ここを見てくれてる人ならご存知だと思いますが、facebook, twitter, Instagramで随時日々の事更新しています。
お時間あればそちらもご覧下さい。

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渋谷パルコにてPOP UP SHOP を開催します。
旅をテーマにした2015SSのPOP UP SHOPらしく、主人公たちの舞台となった南仏のイメージを感じてもらえるような内装にしていきたいと思っています。
まだ内容は内緒(例えばミモザは生えていたり)ですが、、、今回はパリ時代の友人が営んでいる花屋さん[œuvre / ウヴル]を招いて、春らしい空間にしたいと思っています。
そしてコラボレーションとして、僕が愛用しているDULAREXのグラスを用いた球根の鉢植えを並べます。
この話しをすると大体の人が顔をしかめるのですが、花が咲き終わった後はグラスを奇麗に洗ってもらい、普通にワインでも飲んでもらえたらいいなと思い、器をDULAREXのグラスにしました。
その他には、友人であり画伯の北村直登くんのオリジナルの額やiPhoneケースも春らしい色で取り揃えます。

あ、自分のところに関しては、春らしい鮮やかな色の洋服たちと、自分で春らしい小物を作れるセミオーダーも行います。

JUN OKAMOTOの15SSの世界観と共に、春を感じてもらえたらと思っています。

来週の火曜日(3/10)オープンです。

詳細です。
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JUN OKAMOTO POP UP SHOP IN PARCO 
3/10(tue) - 3/22(sun)
渋谷パルコpart1 1F

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僕らはスーツケースを駅に預け教会を目指した。
真っ白な漆喰の壁に囲まれた祭壇には、
南仏の青空と、太陽と、木々を砕いて出来たようなステンドグラスから優しい光が射し込んでいた。
静かに深呼吸をして祭壇の方を眺めると、
顔の描かれていない聖ドミンゴが無表情にこちらを眺めていた。
八十一歳のマティスは何を思ってこの礼拝堂を作ったのだろうとぼんやり考えながら
隣りの椅子に座る彼女を眺めると、蝶の羽根みたいな襟の前で手を組み何かを祈っていた。

教会を後にして、彼女に何をそんなに祈っていたのかと尋ねると、
「旅の報告をしていたの、あなたの分もね、」
僕らの旅は今まさに順調に進んでいるから大丈夫だと言うと、
彼女はニコリと微笑み、目の前に見えた魚屋に走っていった。
南仏の牡蠣は世界一だという店主に生牡蠣と冷えた白ワインをご馳走になり僕らは駅に向かった。

港に着くと僕らはまず適当な椅子とテーブルを見つけ、
トリコロールのスカートをテーブルクロス代わりに掛け、その上に買ってきた食材を並べた。
そして彼女はスーツケースを丁寧に横に倒して中を開けた。
中には数えきれないくらいのボトルが色々な地名の描かれたスカーフに巻かれて入っていた。

「さぁ飲みましょ。」

そう言うと彼女はその中から「PARIS」と描いてあるスカーフをボトルから脱がせ、
ペリエジュエを取り出し、コルクを勢い良く飛ばしてグラスに注いだ。

「旅立ちに。」

僕は意味が分からず聞き返そうとしたけど、彼女はグラスをカチンと鳴らし、飲みはじめた。

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