2014/02/13

僕がバレンタインデーにワインを飲む理由。


こんばんは。

寒いですね。

熊本にもとうとう雪が降ってました。
ちいさなちいさな雪でしたが、奇麗でした。

きっと神様からの一日早いホワイトチョコ、、、なんて考えると良いですよね。



『ホワイトクリスマスって一度も見た事無いよね。』

そう言いながら彼女は、何かのしるしに封をしていく様に不規則に飛びながら僕のだいぶ前を歩いていた。

僕はその後すぐに札幌行きのチケットを取り、
トートバッグと一緒に彼女に送り、、、
札幌の暖かい日差しを浴びつつ、、、 (←今はココ。。。)


気象庁が言うには、今年のクリスマスは記録的な暖波が日本列島を襲い、、だかなんとかで、とにかく暖かかった。しかも雪なんて降る気配もなく、それどころかうぐいすが鳴き出しそうな、とても春らしい穏やかな月曜日だった。

ホワイトクリスマスにはならなかったけど、折角の良い天気なので、彼女を待ちながら能天気にビールを飲み続けた。


そして陽は沈み、僕はテラスで二本目の赤ワインを頼んでいた。
ん?
3本目だっけ、、、
とにかく酒を飲んだ、、、
もしかしたら彼女は既に到着して僕を遠くから探してるかもしれないし、違う席に座って待っているかもしれなかったが、もう僕にはどうでもよくなっていた。

-

『きっと彼女は春の日差しのせいで溶けてなくなったのかもしれない、』
今はそんな感じに思える様になっていた。

記録的な暖かさは年をまたぎ、2月まで続いた。
ようやく冬らしい寒さを取り戻し、水の中が氷になっていくように空は少しづつ固まっていき、まだ雪とは言えないけれど小さく不格好な氷の塊が降ってきた。
「明日は大雪になるでしょう。」
今年の温暖化をぴたりと当てた気象庁は自信を持ってそう宣言していた。
彼らの予想通り、小さな氷の塊は少しづつ大きく白くなっていった。

『雪の降るバレンタインもクリスマスに負けないくらい素敵よね。』

彼女の声が聞こえて僕は振り返った。
マーキングに必死だった犬はビクっとして僕の顔をみた。

僕は小さなため息を吐き、犬を抱き上げ、目の前のカフェに入って赤ワインを頼んだ。




ということで、ワイン会を開催します。
今回は代官山店と熊本のお店で同時開催いたします!

ちなみに僕は熊本のwallflower by jun okamotoでお待ちしています。
最初の1杯目にはJUN OKAMOTOのシグネチャー入りのワイングラスと店長の手作りチョコがついてきます。(*ワインは有料となっています。)

代官山店では2014SSの物語にちなみ「かき氷のようなカップケーキ」を用意してお待ちしています。

どちらも
2/14 の 18:00 ~ 21:00 でやってます。

(この物語の続きを聞きたい方も)是非お越し下さいね。









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