2011/04/22

孤独を好きな人間なんていない、ただ人といるのが苦手なだけなんだ。

順番をつけるのはおかしいと思うけど、
僕の1番仲の良い友達から『付き合う事になったよ。』とメールが届き、
そしてその少し後に、僕の1番の飲み友達の女の子から『お付き合いすることになりました。』とメールが。

知ってるよ、とにやけつつ、
布団の中で死んだように眠る犬を無視して、読んでいた小説を片手に僕は祝杯のビールをあける。

僕は大人なんだ、ふたりの邪魔なんてしなくない。なんて勝手に思う、そして少しだけふてくされてみる。
去年の暮れあたりから僕のまわりで起こる離別。
すごく個人的な別れ、いつも一緒に展示会をしていたLiniEからの卒業。
そのあたりから感じていたんだ、予感めいたものだけど、僕は今年はひとりになるって、いい意味で。。

そして僕の中での孤独が完成した。
ポジティブな意味でのひとり。
ポジティブな孤独。

といっても、かなり緩いものだけど。

僕はいま、孤独の宝箱を手に入れてしまった。
子供の時、初めて手にした拳銃のおもちゃみたいに、プラスチックのそれは、僕の手の中に収まると怪しい光を放ち、緩い孤独は青白い炎をまとう!
あぁ、そんなものを手に入れてしまった僕は、額の間にハードボイルドな皺をよせ、心の中で襟を立て、北風を感じつつ、バーボンのかわりにビールを飲むのさ。

だから俺の事は心配しないで楽しんでくれ、ベイベー。


うれしいよ。



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