『.......... 』
そう言って彼女は無邪気に布の束に指をかけその中から何枚かを抜き取った。
僕はすこしだけ目眩に似た感覚に襲われたが、気を取り直して紙の上に彼女の言葉を書き留めた。
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◯色の枠の扉を開け僕はお店に入った。
中はにまだ誰もいなかったので、2色に分かれた床の上にある小さなテーブルの上の昨日の夜飲み残したワイングラスを片付け、そのまま小さなテーブルと椅子をテラスに並べた。
ワイングラスに炭酸水と氷を入れ、一気に飲み干した。
隣りのカフェでエスプレッソを頼みに戻ると、僕が座っていた椅子に彼女が座っていた。
『氷もらってもいい?』
僕が了解すると、彼女は溶けかかった氷を手に取り、片目を閉じ、氷を覗きこみ、店の前にある小さな庭を覗き込んだ。
『うん、いい庭ね。』
そう言いながら、彼女は氷を口の中に入れた。
手の上で冷めかけたエスプレッソを飲み干し、僕は彼女に自己紹介をした。
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あっ、WWD JAPAN.COMにてブログ始めました。
ココとは違って、ライフスタイルをメインに書いていきたいと思っています。
是非そちらもご覧下さい。
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