ナツいですね。。
と、久しぶりすぎるこのブログの始まりがダジェレですみません。
この3ヶ月の間に色々と楽しい経験をさせてもらいました。
2回目となる東京コレクションを、1回目より高いクオリティで発表する事が出来、
その後、PARCOさんの招待により、シンガポールでショー行う事になり行ってきました。
ここでも色々な事を学び、考える事が出来、、やっと世界は広い、という事を思い出しました。
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朝の6時過ぎ、僕らはシンガポールに着いた。
そこには朝のさわやかさはなく、亜熱帯らしい湿度と雨が僕らを迎えてくれた。
ラスタカラーのニット帽を被った運転手のタクシーに乗り込み、
色々と世間話をしている仲間を横に僕は大きなどんよりした曇り空とこの間に不自然にそびえ立つ真新しいビルを眺めていた。
ホテルに着き、軽く朝食を済ませた僕らは、ショー会場に行きキャスティングを行った。
その後、2件の取材を受け、1件のお店とのアポを行った。
その日2回目の食事を取ったのは夜9時過ぎだった。
チキンライスに大きな頭の魚の入ったカレースープや空芯菜の炒め物、、、僕らはビールと一緒に次の日の事を話しながら食べ続けた。
- 二日目 -
朝7時に現地入りし、昨日決めたモデルへのフィッティングが始まった。
その後2,3件の取材、同じ様に1件のお店へのアプローチをして、
2時過ぎにチキンライスを食べた。
- 三日目 -
ショー当日、昼前にリハーサル。
日本と違い、洋服を着てのリハーサルは出来なかった。
不安を感じつつ、それから6時間の待ち。
リアルなリハーサルをしていない分、時間が経つごとに不安が増していった。
昼にまたチキンライスを食べた。
今までにない緊張の中、ショーが始まった。
終わり、僕は800人の観客の前でお辞儀をした。
その後複数のメディアから取材を受け、撤収。
夜はやたら爪の大きな上海ガニを食べた。
- 四日目 -
チームの半分は朝5時に起きて先に帰っていった。
僕は色々な用件を済ませ、AUDI FASHION FESTIVALの最後のショーを見に行った。
ショー会場の入り口に用意されていた、大きなラウンジスペースには美しく着飾った女性が大半を占め、そこはまさに社交場となっていた。
普段着の僕はそんな事も気にせず、目の前にいた男にシャンパンを要求した。
「ミスタ、オカモト?」
彼はそういうと、そのシャンパンのラベルで出来ている壁の前に僕を誘い、写真を撮った。
その後、昨日のショーを見ていた人が僕に話しかけ、感想を伝え、写真を撮っていった。
ファッションには夢がある、僕は忘れていた言葉を思い出した。
- 7/12 -
ちいさなテーブルに4人で座りアイスコーヒーを片手に図面を見ていた。
そこで飛び交う言葉は想像をまた超えた内容だった。
僕はまだ夢を見続ける。
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お楽しみに。