『どうやったらアーティストになれると思う?』
『簡単な事さ、10年間同じものを作り続ければいいだけさ。』
映画バスキアの中での会話です。
だから僕の場合、何をするにも10年というのをなんとなく目標にしてやるようにしています。
まぁでも10年って結構長いので、とりあえずは、続けるという事を一番に考えて行動してきました。
でもこれって好きな事をやる上では、少しの幸運と少しの折れない心があればできることじゃないかなぁと思っています。
☆
先日招かれた『もうひとつの美術館』に飾られている作品たちは、ハンディキャップのある人の作品です。
素朴で独特な線で描く人もいれば、攻撃的な線や色を使って描いてる人、
彼らの持っている集中力はきっと、10年でも絵を描き続けることが出来るんだろうなと思います。
けど彼らにどんな実力があっても、彼らだけではそれを続けていく事は難しいのが現実です。
一緒に対談をさせてもらった毎日新聞社の野沢さんが、障害を持った子の周りには親はもちろん、熱心な潜在的な応援団が10人はいるというような事を話していました。
ということは、10万人障害のある人がいたら、応援団は100万人になり、、ウィーアーザワールド。
そしてその潜在的な応援団の皆さんが、
彼らが絵を、織りをやり続けれる環境を作る為に、
未だにNPOの意味もよくわかっていない僕の話を聞いてくれます。
身内だから言える言葉や、部外者が発すると凶器になってしまう言葉があったりと、
ただ良いって思って初めたものが、福祉という意味合いを持ってしまうと、慎重にならざるをえないのかなぁと思ってしまいました。
けど、おこられても、今のところは、僕の思う方向で続けていき、
やっぱりやりたいからという理由でとりあえず10年、BLUEラインを続けていきたいと思っているところです。
ということで、よろしくお願いします!
☆
前のブログで、『是非見に来てください!』
なんて書いたものの、想像以上に遠くて、軽はずみに言っちゃって悪かったなと、行きの車の中で思っていたのですが、それでも来てくれた方たち、本当にありがとうございました!
周りに何もなく、美術館内にはクーラーもないんですが、、古い校舎を再利用して作られた美術館は素朴で、夏の暑さが懐かしいところでした。
8/29までやっているので、是非興味のあるかたは遊びにいって、是非、応援団の仲間入りをしてください。
☆

トノももうすぐ10歳です。